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1988年 F1第6戦 アメリカGP - 英雄アイルトンセナの世界

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1988年 F1第6戦 アメリカGP

1988年 F1第6戦 アメリカGP


開催日  :1988年6月17~19日
開催国  :アメリカ
サーキット:デトロイト市街地コース
予選   :PP(22回目)
決勝   :優勝(9回目)


マシン  :マクラーレン MP4/4
エンジン :ホンダ RA168-E 80度V6ターボ


先週カナダに続いて2週連続のアメリカ大陸シリーズとなり

アメリカ・デトロイトに舞台を移した。

市街地に特設されたコースで、

毎年のように多くのドライバーが荒れた路面に足を取られてアクシデントにつながっている。


この年に再舗装されたのだが、

セッションが進むにつれてすぐに荒れた路面に戻ってしまった。


セナにとっては、こういうコンディションが悪いところの方が走りが冴えるかもしれない。


セナはこの荒れた路面とコンクリートに囲まれたコースを誰よりも精確に、

かつ果敢に攻めた。

金曜日が最速で、6戦連続のポールポジション獲得。

土曜日は金曜日を上回れなかった。

スターリング・モスとニキ・ラウダの記録に並んだことになる。


金曜予選開始直後、セナはエンジンのブーストコントロールを予選用ではなく

誤ってエコノミー(決勝用低燃費仕様?)にセットしてしまった。


しかしそれでもチームメイトのプロストよりも速いタイムをたたき出したのだった。

セナの感覚のすばらしいところは、自分の計算と実際のタイムの差を知ることが出来ること。

その違いを考えセットの誤りに気付き、その後は自らのタイムを一気に1秒以上縮めた。

それでもセナは「もっと速く走れた」と、貪欲にさらなる速さを見据える。


決勝レース

スタートで予選2位のベルガー(フェラーリ)が好スタートを切るが、

セナはしっかりと1位のポジション死守!


チャンピオンシップのライバルであるプロストは、

ブーツェン(ベネトン)に抜かれ5位に落ちるものの、

慎重・無難にオープニングラップを終えていく。


そしてプロストは計算されたかのように徐々に順位を上げる。

ブーツェン、アルボレート(フェラーリ)、ベルガーをかわしていき、

7周目にはセナに次ぐ2位に浮上してきたのだ。


プロストはセナ追撃の態勢を整えるが、次第にギアボックスのトラブルが発生。

しかしトラブルが発生しなくても、

圧倒的に悪コンディションが得意なセナの前にプロストとの差をどんどん広げていく。



セナは中盤のタイヤ交換でも首位を譲らず、

結局、

全周回1位で2位プロストに40秒近くの大差をつけて優勝した。


デトロイトでは3年連続の優勝となり、改めて市街地コースでの強さを証明!


「精神的にも肉体的にもきついレースだった。暑さとウォールとの闘いだからね」
(「生涯 アイルトン・セナ」より)

この時モナコで単独クラッシュし、

一部で「速いが脆い」

とも言われたセナの姿はいなかった。


プロストとは依然として12点の大差がついていたが、

セナはプロストを凌ぐ速さと共に、

プロストに匹敵する強さも身につけていたのかもしれない。




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